2022年12月17日

【MC1.2.5】Equivalent Exchange 2 を導入

ついにやってしまいました。

2022-12-15_welcometoee2



もともとはこちらの記事のとおり、FTB Retro PackをベースにLightning Rod を追加し、
これと競合するためにFFMを抜いた構成でスタートしていました。

同パックにもともと入っていた Equivalent Exchange 2(EE2)は非常に大味なバランスになっており、
IC2によるマター製造などのゲームバランスが大きく崩れると思われたため、導入には後ろ向きでした。
結果、プレイを進める中で以下のように導入が後ろ倒しにされ続けたという経緯があります。

2015/8/8の記事
チートMOD EE2の扱いについてはダイヤが入手できてから書きます。

2015/8/18の記事
チートMOD EE2に関しては、マター生産が安定する辺りまでは縛ることにします。その後いつ解禁するかは気分次第です。

2022/3/6の記事
現状は数秒~十数秒でマターが1個作れるほどにまでなっており、一応安定はしてきているのかなと思います。
ですが、なんとなくまだまだ解禁は早い気がするので、このままもう少し進めていきます。

2022/8/16の記事(前回)
IC2単体(?)では来るところまで来た感じがするので、
次回かその次くらいに伝説のEE2(Equivalent Exchange 2)を解禁するかもしれません。

が、前回のプレイでは30000EU/tの大台を突破。
Greg入りならともかく、IC2単体でこれ以上のエネルギーを製造する動機はほぼありません。
この状態で続けてもやめ時がわからなくなってしまうため、ここでEE2の解禁に踏み切りました。

なお、使用するバージョンは「EE2ClientV1.4.6.7.jar」です。




さてEquivalent Exchange 2(EE2)というMODについて簡単に紹介しておきます(ご存知の方も多いとは思いますが)。

MOD名を日本語訳すると「等価交換」。ありとあらゆる物質にEMCという単位で価値が設定され、同じ価値のものはいくらでも変換(等価交換)できるというものです。
丸石は1EMC、鉄は256EMC、金は2048EMC、ダイヤは8192EMCといった感じです。

丸石を初めとした無限資源を集めて変換することで、
EMCが設定されている物質はダイヤだろうがなんだろうが容易に無限資源になってしまいます。
また、工業環境なら余りがちな金を鉄に分解したり、逆にダイヤに圧縮したりとやりたい放題。
土やMOBドロップ品などはダイヤなどを分解するだけで容易に大量生産できます。
こういうわけで、工業化による発展というテーマのもとではあまりにもバランスブレイカーすぎてなじみません。

そのほか、ダイヤの上位素材のようなものとしてダークマターレッドマターという素材が追加され、
これらを素材とするアイテムが多数追加されます。
通常であればダイヤ数百、数千、下手すると数万と集めなければ作成できない超高コストですが、
それにふさわしいエンドコンテンツ級の凄まじい性能となっています。

こんな数のダイヤを集めるのは普通の環境では困難ですが、
EE2には無からEMCを生み出す機械とそれを指数関数的に加速する装置があり、
これらを使えば比較的容易(当社比)に作れてしまいます。

結果としてダイヤ数万個などありとあらゆるものが容易に大量生産できちゃううえに
チート級武具がいろいろ手に入るMOD
ということになります。
IC2(単体)のマターですらちょっと反則気味の性能なのに、それすらはるかに凌駕する強力さ。
ロマン味は溢れるものの、使いどころを選ばないとバランスをぶっこわすだけになってしまいます。



このような豪勢さでMC1.2に至るまで人気の大型MODでしたが、
MC1.3のSSPサーバー化に伴うアルマゲドンで生き残れず、しばらくは伝説のMODといった感じでした。
その後MC1.7でProjectEという名前でほぼ同じ内容のままサルベージ。MC1.19までバージョンアップされ、今でも現役のMODです。
そのため、今ではこちらの名前で呼ばれることが多いでしょう。



というわけで今回の記事のテーマは、
コイツを導入した結果この平和なワールドがどう変わってしまうのか、ということになります。



さてこのMODは賢者の石を作ることから始まります。
(以下アイテム名の和訳はJapan Wikiの解説記事に沿います。一部違和感ありますが…)
簡単な等価交換ができるほか、ダークマターレッドマターがこれで作れるようになります。

2022-12-15_philosophersstone
すべての始まり。ごらんのとおりコストは高くない。

2022-12-15_ee2matters
ダークマター、レッドマターのレシピ。
石炭1スタックを固めて作るエターナリス燃料とダイヤブロックを組み合わせる必要があり、普通は超高コストなのだが…





次に作るのは等価交換のための装置たち。

練成盤(Transmutation Tablet)は賢者の石さえあれば簡単に作れますが、これでEMCによる等価交換が解禁されてしまいます。
左側や下側に素材となるアイテムを置くと、右側に変換先のアイテムが表示されます。
ここから取り出すこと等価交換が完了します。

ただし、右側に表示されるアイテムは一度でも現物をこのGUIに置いてラーニングされたものに限るので、
最低でも1回は自分でクラフトする必要があります。
2022-12-15_transmutationtablet
丸石とラピスだけがラーニングされた状態。EMCが865溜まっているので、丸石865個が右側から取り出せる。

なお、下側に置いたときはEMCの形で内部に蓄積されるので、
とりあえず手持ちの高EMCアイテムを放り込んでおき、好きなときに右側から取り出すという使い方ができます。

2022-12-16_20memc
使い道がなくて余っていた金・宝石類を適当に投入しつつ、必要なアイテムを作っていった結果。
この段階ですでにダイヤ数千個分のEMCが手中にある。



この装置は自分で変換する分には使い勝手が良いですが、自動化はできません
また、EE2産武具の稼動に使える燃料(石炭など)とそれ以外という区分があり、
それら同士を相互に変換することはできません。(たとえば石炭をダイヤに直接変換したりはできない)

これらの弱点を解消したのがEMCコンデンサー(Energy Condenser)で、
投入されたアイテムを左上のGUIに指定したアイテムに変換します。
ロジパイプ等を使ってアイテムの変換を自動化することができるほか、燃料とそれ以外との相互変換もOKです。
2022-12-15_recipeenergycondenser
こんな便利な装置がダイヤ数個分の素材で作れてしまう。

2022-12-15_energycondensergui
燃料でない金を燃料であるエターナリス燃料に変換。



これでEMCによる物質変換が自在に行えるようになりましたが、
MOD産の機械などにはEMCが設定されておらず、EE2の装置で作ることができません。
これらは従来どおり普通に生産する必要があるため、IC2やロジパイプでの加工施設はまだまだ入用です。

これら加工施設へ材料を供給するために、IC2のマターからEMCの高いアイテムをクラフトし、
これをEMCコンデンサーで変換して材料を備蓄しておくことにします。
以下のページによると、マターから作れる物質のなかでもEMCへの変換効率がいいのはグロウストーン、
次点でラピスラズリになります。


2022-12-15_eu2emc
マター1個あたりのEMCはそれぞれ1536×8÷6=2048, 864×9÷4=1944

スクラップ使用時のレート(166,666EUがマター1個)を使うと、81.4EUが1EMCに相当。
現状の30000EU/tほどの場合は1秒弱でダイヤが1個作れる計算になります。

また、アイテムの変換(生産)は瞬時に行われるので、スクラップのための丸石製造や、
鉱石からえっちらおっちら加工しないといけない鉄インゴットの製造に充当することで
従前の加工施設も大幅に高速化することができます。

2022-12-16_energycondenserfarm
グロウストーンを投入して鉄、スズ、銅、ガラスに変換して備蓄しておく





IC2マターと組み合わせれば(マター非対応素材も含めて)ありとあらゆる素材が簡単に備蓄できるようになるわけで
すでにバランスが崩壊しているようにも思われますが、EE2の力はこんなものではありません。
EE2がチートMODと私が勝手にそう呼んでいる呼ばれるゆえんはEMCの収集装置にあります。
EMCを無から生み出すEMCコレクター(Energy Collector)と、
生み出したEMCをコンデンサーに送る反物質炉(Anti-Matter Relay…以下単に「リレー」)のコンビが猛威を振るいます。
2022-12-15_recipecollectorandrelay
ダイヤ、ダークマター、レッドマターの段階に応じてそれぞれマーク1~3まである。

2022-12-15_powerflower

1つ上の座標の明るさに応じてコレクターがEMCを発生させ、コレクター→リレー→コンデンサーとEMCが送られます。
マーク3の場合、エナジーコレクターは秒間40EMCを、リレーは秒間(10×周囲のコレクター数)EMCを生み出します。

リレーはコレクターに囲まれるほど製造効率が上がり、コスパもリレーのほうが優秀なため、
コンデンサーをリレー、コレクターの順で囲んだ、通称パワーフラワーを構築するのが基本です。

収集したEMCをパワーフラワーに変えてEMC収集効率を上げるというサイクルを繰り返すのがこのMODの進め方です。

2022-12-17_powerflowers

このスクリーンショットのような形の場合、1塊を作るのに約1555万EMCが必要である一方、そのEMC生産能力は930EMC/sとなります。
少ないように見えますが、約4.6時間かければ元が取れます。
つまりEMC製造速度が4.6時間で2倍という恐るべきスピードで向上していくことがわかります。
倍になるのに日単位かかるIC2ソーラーなんて目じゃありません。

さらにひどいのは、EMCコレクターなどのEE2機械の効率を引き上げる補助アイテムが存在すること。
時流計(Watch of Flowing Time)がそれで、次のような効果を持ちます。
・インベントリでGキーを押してオンにする→EMCを消費して機械を1.3倍速にする
・レリック台座(DM Pedestal)に乗せて右クリックでオンにする→機械を1.06倍速にする
2022-12-16_watchofflowingtime
時流計はたいしたコストではないが、台座はEE2でももっとも高価なアイテムの1つ


恐ろしいのは上記の加速効果が(10倍を限度に)乗算されていくということ。
レリック台座のコストが非常に高いため簡単には量産できませんが、
ある程度のところからはパワーフラワーを増やすより時流計を増やしたほうが効率が良くなります。

これを増やして速度が10倍となった暁には、EMC製造速度が倍になる速度が10倍になります。
つまり、EMC製造速度が0.46時間で2倍になっていきます。
(時流計を増やしていくと、EMC製造速度が倍になる速度自体が徐々に増えていくため、
 なんと指数関数よりもすばやいオーダーで増えていきます)


10倍になるには台座が35個必要ですが、こんなバランスなのであっという間に到達。

2022-12-17_35watches
わずか数時間程度で揃ってしまった。


こんないかれた装置を導入してまでEMCを集めさせるのにも一応理由はあります。
いくつかの装備の素材として、実に7600万EMCもの価値を有するフル充電のクラインの星(6)(Klein Star Omega)というアイテムが要求されます。

これで作れるアイテムが本MOD最強の防具一式
すべてのアイテムを練成盤でラーニングできる錬金大全(Alchemical Tome)で、
これらがエンドコンテンツの塊たる本MODの真のエンドコンテンツということになります。

2022-12-17_19.00.10_endofee2


しかし現状で秒間40000EMCほどの製造能力があり、フル充電版でも30分もあれば作れてしまいます…
エンドオブエンドコンテンツたるアイテムがこうも簡単に作れてしまうのでは
やっぱりバランスがおかしい気がするのですが…


このまま全部作ってしまってハイおしまいでもいいのですが、
それはそれで淡白な感じがするので次回に引き伸ばします。また、EE2の面白装備などは余り作れていないので、次回適当に遊ぶだけ遊ぼうかと思います。
こうなってしまってはIC2なども特にやることがないので、そのまま企画終了ということになるかもしれません。

2022-12-17_kleinstaromega
とりあえず今回は2個作りましたが、記事を書いている時間でできる程度のものでしかありません。



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